地質調査業の役割
地質調査は目的別に学術的分野、資源開発分野、建設事業分野に大別されますが、最も身近なものは、国土の開発や保全を目的とする建設事業のための地質調査です。
ビルを建てたり、道路や橋などをつくる場合には、その構造物が壊れたり、沈下して傾いたりしないように地盤を十分に調べることが必要となります。特に狭い日本では地盤の軟弱なところや山地、傾斜地などに構造物をつくらざるを得ない場合が多く、地質調査は非常に重要なものとなります。
この資格は、地質、土質、地下水など地下の不可視部分を地質学、地球物理学、土質工学などの知識や理論をベースに、ボーリングを主体に地表地質踏査、物理探査、各種計測・試験などの手法を用いて、その「形」、「質」、「量」を明らかにする地質調査のスペシャリストであることを証明するものであります。